こういうのはあまり好きじゃないです→Uターン就職なら奨学金減免
こんにちは。
朝日新聞にこんな記事↓が出ていました。
Uターン就職なら奨学金の返還減免 6県で制度導入:朝日新聞デジタル
確かに地方の担い手不足は深刻なものがあります。そういった中で、他県からの移住促進には様々な手が打たれています。行政的にも住民がいなくなれば税収が下がってしまい、破たんする可能性も高くかなり深刻な問題です。
そして、現時点では各都道府県が移住者を取り合っているのが現実です。
そういう中で、Uターン者というのは確かに対象者として合致率の高い層です。地元をなんとかしたいなと考えている出身者も多いはずです。
そう、つまり戦略としては間違いなく巧い使い方です。
ただ、個人的にはこういうのはあまり好きじゃないです。
帰って来ないという現状に対して、なんとか自分たちの魅力を創って帰りたい地元を創ろうとするのと帰って来させる仕組みを創るのは全然違う。
Uターンのみにフォーカスすると、後者のカタチもありかもしれない。
でも、なら就職先は?地元の産業衰退は?といった部分に関して持続的な仕組みではないと思うから。
一般社団法人ワノクニを設立します。
タイトル通り鳥取県に先輩である平賀さんと一緒に『一般社団法人ワノクニ』という団体を立ち上げます。
注)まだ登記してない笑
ワとは【私たち】、クニとは【故郷】ということで誰もが自分の故郷のように思える素敵な国を作ろうということでワノクニです。
注)まだ登記してない笑
ワノクニは「人口流動性の促進」を目的としていて、地域の人はもちろん。県外・県内の人も含めた色々な立場の人が活発に活動したり、一緒に何かをすることで地域が元気になるんじゃないかという考えのもと動き出します。
具体的な事業とかはまたおいおい。
注)まだ登記してない笑
今回はそこで僕個人が何を目指しているか、何をしようと思っているかについて書いていきたいと思います。そう、たったの3つです←
1.人生選択の自由化
これは自分自身がこれからもずっと取り組んでいきたいことです。
明治維新以降、基本的に僕らの人生選択は自由になりました。好きな服をきて、好きな職業について、好きな場所で生きて、好きな人と結婚する。そんな画期的なことが普通になるようにたくさんの方が命をかけたわけです。
結果、確かにたくさんのことが自由になりました。が、こと「どこで、どのように働くか」と「どのような教育を受けるか」に関しては今後もっと自由になってイイんじゃないかなと思っています。
ここらへんが自分の【大事にしたいコト】に基づいて選択できればもっと人間の可能性は広がるし、もっと幸福な人が増えるだろうし、もっとたくさんの課題が解決に向かうんじゃないかと思っているわけです。
鳥取では1年の半分をアクアスポーツのインストラクター。あとの半分はIT企業で働く人や東京と鳥取を行き来しながら東京ではデザイナー、鳥取ではまちづくり会社経営をされている人なんかもいます。
週の半分は東京で企業勤務、残りは地方で何かしてもイイし。
半年は企業勤務、残り半年はハワイで過ごしてもイイし。
27才までは大企業勤務、30才まで世界放浪して、その後起業でもイイわけです。
『どこに、どれだけの時間を使うか』はまさに人生を選択することです。
もっといろんな選び方が出来たらイイなと思ってます。
キーワードは『学び』と『働き方』です。
2.ミニマムメリットの可能性
現状の社会における課題の多くはひとつの分野に限られた話ではありません。
人口減少も、環境問題も、過疎化も、政治の問題も、マーケティングリサーチの課題すらリサーチ業界のみに留まりません。
それらの解決を目指す時には学際的なアプローチ。つまり、一つの業界や分野ではなく武器を持って複数の業界・分野にアプローチする必要性があると思います。
そんなときに、いきなり人口3000万人いる東京や1億2000万人いる日本で適用させるのは正直、かなり難しい。
逆に、鳥取というミニマムな存在だからこそ挑戦できることがあるんじゃないか。そんな風に考えています。
3.平賀謙太の応援
大学の先輩なんですが。
大学卒業後、鳥取で地域おこし協力隊をやりつつ、農業を応援する農拡機動隊なる団体を立ち上げたりしてる人であり、ワノクニの代表です。
その人はワンピースのカイドウを見て、あんな風になりたいと言ったり。
鳥取を独立国家にしようって言ってみたり。
とにかく、面白い人です。なので、自分に出来ることなら応援したいなーと思ってます。
結局、鳥取というフィールドになった一番の要因は彼の存在だろうなと勝手に思ってます。
てことで、結局なんだかよくわかんなかったと思いますが詳しい話は小谷まで。
何卒よろしくお願いします!
ワノクニ以外にも色々動き出しているので、『働き方』とか『学び』とかそんなキーワードで今後も頑張ります。
話題の『イデオロギーポジションマップ』から見る議論に必要なもの。
ちょっと話題になっているイデオロギーポジションマップ。
正直、本当によくまとめられているなというのが印象です。
この記事で個人的に重要だなと思ったのはむしろ、後半です。
理想主義と現実主義の定義の部分。
なんでこの二者は議論が成り立たないのかと考えたときに、結局は定義通りに両者が片一方しか持っていないという部分が課題なんだなと感じました。
つまり、理想主義達は「理想的な形」のみを掲げていて。
現実主義達は「現実」だけを見ている。
ココに乖離がある限り、両者の議論は進みようがありません。
議論というのは一定の課題をお互いが共通理解して、その解決のためにどのように策を講じるのかという部分に議論の余地があります。
(課題はある程度、事実でしかないため)
では、課題とは何かというと「理想と現実のギャップ」こそ課題です。
つまり、理想のみや現実のみではお話にならないのです。
現実主義者は理想を定義し、理想を語りましょう。
逆に、理想主義者は現実を直視し、分解した上で道筋を作りましょう。
そうしてはじめて、両者は議論するスタートラインに立てるのではないでしょうか。