話題の『イデオロギーポジションマップ』から見る議論に必要なもの。
ちょっと話題になっているイデオロギーポジションマップ。
正直、本当によくまとめられているなというのが印象です。
この記事で個人的に重要だなと思ったのはむしろ、後半です。
理想主義と現実主義の定義の部分。
なんでこの二者は議論が成り立たないのかと考えたときに、結局は定義通りに両者が片一方しか持っていないという部分が課題なんだなと感じました。
つまり、理想主義達は「理想的な形」のみを掲げていて。
現実主義達は「現実」だけを見ている。
ココに乖離がある限り、両者の議論は進みようがありません。
議論というのは一定の課題をお互いが共通理解して、その解決のためにどのように策を講じるのかという部分に議論の余地があります。
(課題はある程度、事実でしかないため)
では、課題とは何かというと「理想と現実のギャップ」こそ課題です。
つまり、理想のみや現実のみではお話にならないのです。
現実主義者は理想を定義し、理想を語りましょう。
逆に、理想主義者は現実を直視し、分解した上で道筋を作りましょう。
そうしてはじめて、両者は議論するスタートラインに立てるのではないでしょうか。